豚骨ラーメン・味噌ラーメン・醤油ラーメン・進化系ラーメン。
どのラーメン店にしても同じような問題が起きている問題。
厨房やホールの床が油で滑ってしまって困っている
この問題について触れていくコトにします。
ラーメン店の床が滑る対処方法はあるのか?
国民食と言っても過言では無いラーメンは僕も僕の家族もみんな大好きです。
いろんなジャンルがある中でも、僕が好きなのは家系ラーメンなんですよね。
まあ、それはさておき・・・・今記事では、ラーメン店の床が滑って困っていると言うご相談がつづけて寄せられているので、これは問題意識を高めるために、どんな解決策があるのか探って行ってみます。
ラーメン店の床はなぜ滑るのか?
今、皆さんのお店では、おそらく塩ビ系のタイルかシートが貼られているのでは無いでしょうか?塩ビタイルや塩ビシートは汎用性が高く飲食店に限らず、店舗工事ではとてもポピュラーな床材なのです。
しかし、この塩ビシートや塩ビタイルは、油との相性があまり良くなくて、それに水分が加わってしまうと、とても滑りやすくなるのです。
厨房では、床に向かって湯切りをしますし、餃子やチャーハン等の一品料理と、スープを取るための肉や魚などから出た油が少なからずとも床に落ちているために、水でビシャビシャになっている厨房の床の油と水分が十分付着した靴で店内を歩けば、その水分と油がホールまで伸びてしまいますよね。
それを、来店したお客さんが踏みながら店内を歩くから、滑りやすいラーメン屋の床が出来上がるのです。
厨房でスープを仕込んだり、料理したりした油も空気中を漂って床にも落ちますからなおさらですよね。
滑る床の改善方法とは?
滑りやすいラーメン屋の床で、スタッフは滑ることに慣れているから注意して動きますが、ラーメン食べに来たお客さんはそんな事知ったこっちゃないですので、自由に普段通りに歩きます。
すると、ひょんな拍子に足を滑らせてコケる・・・・これ最悪なシナリオです。
だけど、これは本当に起こりかねない状態ですから、今から対策するべきですよ。
防滑シートに張り替える
床材を滑らない床材で張り替えてほしいって言われて、最初は内装業界では滑りにくいとされている防滑シートをご提案してみました。
防滑シートって、マンションの廊下などに敷かれている表面に凹凸のある塩ビシートのことです。
しかし、この防滑シートは、乾いている時は滑らないのですが、雨などに濡れてしまうと、やはり普通に滑ります。
これに動物性の油分が加われば、もっと滑りやすいコトになるだろうなって思ったので、説明だけして、採用は見送りました。
タイルカーペットにする
表面がツルツルしていないタイルカーペットなら、塩ビシートよりも滑らないと思います。
水分も表面の毛で吸収してくれるでしょう。
しかし、油と水が付着したカーペットって不潔ですよね。拭いたりして掃除の仕様がないし不衛生担ってしまいますから、これもNG。
床材を剥がしてコンクリートにする
塩ビシートや塩ビタイルを貼っている床下地がコンクリートで出来ている床下地なら、いっそのこと、貼っている塩ビシートを剥がしてから、コンクリートの床にしてしまったほうが良いかもしれません。
そして、ツルツルした表面が一番滑りやすいので、砂を入れた塗料で床を塗ってしまうのも有りかもしれませんね。
工場などの床を塗るようなイメージで、砂を混ぜるのは、砂の粒子が滑り止めの役割をしてくれる事を期待しているからです。
厨房から出ない
これは、ワンオペや2オペで回しているラーメン店では難しいでしょうが、ラーメン作る人と配膳する人とスペースを切り分けると良いかもしれません。ってお持ったけど現実的では無いんですよね。
厨房の出入り口にフロアマットを敷く
厨房から出る時に少しでも靴の裏の汚れや脂分と水分を取るために、マットを敷くことをおすすめします。
トラブルになってからでは遅いです
お客さんが店内で転んでしまうのは避けたいところです。もしお客さんが足を滑らせてコケてしまって、熱いラーメンスープが誰かにかかってしまったりして、火傷・・・・最悪ですから、そんなことの無いように、床が滑る対策を検討しておきましょう。
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