ラーメン店の厨房の床が腐ってきた事例

ラーメン屋 厨房床作り方 業種別工事事例

厨房の床が腐って抜けそうなんですが、どうにか出来ませんか?
これは、福岡市内でラーメン店を経営しているオーナーさんから飲食店内装センターへ実際にあった相談事例をご紹介いたします。

もしかしたら、同じ悩みを抱えているラーメン店や、これからラーメン店を開業するにあたり、どんな厨房の床の作り方にしたら良いのか知っておきたいと言うオーナーさんもいると思うのでこれからラーメン屋を開業する予定の方や、今ラーメン屋を既に経営しているけど、厨房の床をリフォームしたいという方も是非最後まで読んでみてください。

ラーメン屋 厨房床作り方

 

前回までの記事はこちら

ラーメン店の厨房の床の作り方について前回ブログで書きました記事をまだご覧になっていない方はまずそちらの記事を読んでから今記事を読むことをおすすめします。

前回の記事はこちら→飲食店の厨房の床はどうやって作ることが望ましいのか?

今回ご相談の事例

今回、既にラーメン店を経営されているオーナーさんから相談されたのは

厨房の床を洗浄する時に、水を流して掃除していて、水かきで撒いた水をかき集めているのだけど、どうしても厨房機材の下など、水が取り切れなくて残ってしまった箇所から水漏れしているのか、床が腐ってきているのでなんとかしてほしい。

電話でお話して、すぐに店舗へお伺いして状況を把握しました。

エッ?! この床は・・・

正直、実際に拝見した時「エッ?マジか・・・」って思いました。この日は大工さんと水道屋さんも一緒に言ったのですが、全員唖然としてしまいました。

豚骨系のラーメンなので、油分も相当出ていて、水と油が床にビシャビシャと浮いている状態で正直滑ってしまい、まともに歩くことも出来ない状態です。

しかし、人間ってすごいです。この状況に慣れている店員さんたちは、めちゃくちゃスピーディーに動いているんですよね。体幹半端ないです。

4つの原因を解説

原因は一目瞭然でした。まず、こうなった原因としては3つ挙げられます。

居抜き店舗の落とし穴

オーナーが話してくれたのですが、このテナントは前の店舗から引き継いだままの状態で利用しているそうです。前の店舗は重飲食店ではなかったそうなので、そもそもラーメン店を想定した厨房の作り方になっていなかったのですね。

でも、ラーメン店のオーナーさんは、そのような事は素人ですから、知るはずも有りませんよね。せっかく居抜きで入ったのだから予算削減のために使える厨房があるからそのまま使う。

当たり前の考え方です。

乾式床

厨房の床を木で作っていたために、掃除のために流していた水が隙間から染み込んできて段々と木の床を腐らせて行ったのですが

厨房の床下地を乾式床で造作すること自体は良いとして、その仕上材に問題があったのです。

塩ビシート仕上げ

前のテナントの厨房をそのまま引き継いでいた状態で、塩ビシートが貼られていたのです。
この塩ビシート自体の表面は強い耐水性はあります。
耐水性は表面にはあるのですが、シートの裏面に水分が入り込んでしまった場合、塩ビシートを貼る時に使用している接着剤が水分で侵されてしまい、弱体化して接着力がなくなってしまうのです。

そうなった時に、床下地から、接着力を失った塩ビシートが浮き上がってしまい、更には、今回のケースのように、漏れ出た水分のせいで、木の床が腐ってしまうのです。

端末処理不足

ソフト巾木 貼り方

こうならないために、どうすればよかったのか?対処方法としては、端末処理をしっかりと行うことが重要です。
端末処理とは、床と壁の境目のことですね。
住宅でも店舗でも、よく見てみると、巾木というもの設置されています。しかしラーメン店等の床に水をまいて掃除したり、床に向かって湯切りするような店舗ではこれでは不十分と言うか、不適格ですね。

塩ビシートで床を仕上げるにしても、最低限の防水対策はしておくべきだったかと思います。

プロにアドバイスもらうことが一番です

私が見る限り、この4つのことが重なったため、床が腐ってきたのだと思います。

つまり、水が原因ですね。

あなたの大切な店舗の床をどうやって作れば良いのかは、やはり飲食店をの内装工事の事例が数多くある内装業者に依頼したほうが良いということです。

失敗しないためにも、それをおすすめします。

もし、今回のオーナーさんのようなコトになってしまった場合、店を何日か閉店する必要があるので、その分の売上やアルバイトへの給与補填問題や客離れにも対応することになりますよね。

そんな最悪な状況にならないためにも、飲食店開業の内装工事のプロに依頼しましょう。

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