ラーメン店開業するために、厨房の床をどうやって作ればよいかわからない・・・・・。これはラーメン屋を開業する予定のお客様からのリアルな悩みです。
今記事は軽飲食や重飲食店舗、それぞれどんな厨房が適しているのか、私の見解をもとにお話進めて行きます。
これからラーメン屋を開業する人は、是非最後まで見ていただけると、自分のお店にとって最適な厨房の作り方が見えてくると思います。
ラーメン店に適した床仕上げについて
ドリンク中心のcaffeやBARなどは軽飲食の部類に分けられますが、ラーメン屋さんはラーメンだけでは無く、焼餃子やチャーハン等提供するお店が多く油がたくさん出るため、一般的には重飲食と呼ばれる業態になります。
油で排水管が詰るおそれがあるので、グリストラップの設置を大家さんから要望されることがほとんどですね。
飲食店の厨房の床造作には二種類あります
ラーメン店に限らず、飲食店の厨房の床の作り方は二種類あります。大まかには乾式と湿式と分かれますが、先程書いたような軽飲食店なら乾式床、重飲食店なら湿式床が一般的ではありますが全てがこの限りではございません。
湿式床について
湿式の床をわかりやすく言いますと、左官職人さんがモルタルで作った床になります。※写真参照
金額は乾式床よりもかなり高くなりますが、乾式床との大きな違いは水が流せる床ってことです。
ラーメン店で麺を茹でた時湯切りをしますよね。床に向かってバシャバシャと勢いよく湯切りするラーメン店は多いです。茹でたてのお湯ですから、お湯の温度もかなり高温ですので丈夫な床が必要になってきます。
モルタルの床でアレば、水を流して掃除も出来ますし、湯切りをするにしても最適な床仕上げとなるため、ラーメン店では要望の多い床仕上げとなります。
湿式床のデメリット
湿式床のメリットは、先程書きました、水で洗えて湯切りが出来る事ですが、その逆のデメリットとしては、水が流せますが、厨房機材の下の方に麺や食材のカスが残ってしまうことと、撒いた水がずっと残ってしまうので、いつまでもジメジメしてしまうのです。
そうすると何が起こるのか?想像出来ますよね。食材のカスと水分でカビが発生しやすくなるし、害虫の餌になるのですから、害虫にとっては最高の環境を作ってしまうコトになるのです。
床に向かって湯切りをしなくても、もっと効率的に湯切りがしっかりと出来る何か良い方法があるんだとおもうのですが・・・・・頑なにラーメン店さんはこの湯切りのパフォーマンスをやりますよね。
僕からしてみたら、百害あって一利しか無いって思うのですが。。。。
乾式床について
乾式床とは、大工さんのお仕事になります。家を建てるのと同じ感じで床を木で組み立てて行くのです。湿式床を作るよりは遥かに早くて安く作れるのがメリットですね。
乾式で作った床材の上からは、主に塩ビシートを貼ることが多いです。塩ビシートは水分を浸透させませんから、水拭きも可能です。
しかし、ラーメン店みたいに湯切りを地面に向かって行うのであれば、乾式床で塩ビシートの仕上げはラーメン店では絶対に不向きです。
逆に言えば、地面に向かって湯切りしなければOKです。
防水性のある塩ビシートですから、多少の水分は全然OKなので、工事期間や価格からしても、地面に向かって湯切りしないのであれば、絶対乾式床をおすすめします。
乾式床のメリット
乾式床のメリットをまとめますと
湿式でもデメリットを解消出来る方法があります
こうやって書いていると、湿式の床は駄目なのかって感じに聞こえてしまっていますが、それでも湿式床のデメリットを解消する方法はあります。
ここで詳細は控えますが、このデメリットを乗り越えてでもモルタルの床が良いと言うオーナーさんは一度、福岡飲食店内装センターにご相談ください。
弊社の理念としては、お客様が望むものをできるだけ完璧な形で提供するということですから、予算やニーズに合わせた話し合いができればと思います。
お問い合わせ方法はこちら
福岡・北九州で飲食店開業の内装工事業者をお探しなら、福岡飲食店内装センターの公式ホームページをご覧になり、通話料無料のフリーダイヤルからお問い合わせください。