今日は、飲食店のカウンターについてお話いたします。
ちょうどうどん屋さん開業のための内装現場がありますから、それを例に取って進めていきますね。
今日の関連記事として椅子の高さ関係について書いたブログも合わせて読んでいただけるととてもわかり易いと思います。
→ 飲食店カウンターの作り方 カウンターと椅子の高さ関係について | 福岡飲食店内装センター (tenpo-naisou.jp)
カウンターの高さはどれくらいが良いの?
皆さんが飲食店を開業する場合、打合せから完了まで様々な決断を迫られることになります。
例えば、色や形や場所など。
これらは、自分の部屋とは違って、商売のための決定事項ですから曖昧に決めてはいけません。
お客さんとそこで働くスタッフが使う場所やモノです。
つまり、あなた以外の大切な人達が使うものですから、そこはしっかりと考えて配置しておく必要があります。
好きにして良いものとそうでないものの違い
先程出した、色についてこれはあなた自身のセンスで構わないと思います。
店のコンセプトや見込み客のことを考えて行けば自ずと決められるでしょう。
しかし、お客さんが飲食するメインのカウンターに関してはあなたの好きな高さには決められないのです。
それは、何故か?ちゃんと理由があるので次の事項でお話いたします。
人間工学に基づいた設計
人間工学と言えば、私自身もそんなに詳しくはありませんが、ここでは簡単に考えて行くことにします。
つまり、飲食店の設計においても、人が使いやすい形や高さがあるってことです。
厨房で働く人達が働きやすいオペレーションを考えるのも、お店に来てくれるお客さんが飲食するカウンターの高さや形を決めることもほんとに大切なことなのです。
このカウンターを見てください。
今回、担当させていただきましたうどん店のメインカウンターです。
この形どこかで見たことありませんか?
って言っても女性の方よりも男性のほうが良くわかるかもしれませんね。
この形と言えば有名な牛丼チェーン店みたいなカウンターと形は似てますよね。
カンのいい人はなぜこの形のカウンターにしたのか、すぐに分かると思いますが
これは、オペレーションを重視した形ですね。
オーナーさんの譲れない部分がここです。
打合せ当初から、コの字のカウンターはこだわられてました。
先程も言いましたが、コの字型のカウンターにしたい!って言うのは全然決めて頂いて構いません。
好き勝手に決めては行けないものといえば、カウンターの場合高さになります。
この図のように、飲食店のカウンターの高さ関係は大まかにこうなります。
つまり、椅子の座面からカウンタートップまでの距離を27センチをつけることにより快適な飲食ができるってことになります。
飲食店の設計では、通常25センチから30センチの範囲が望ましいってことになっていますが
私の場合、27センチか28センチをおすすめしています。
しかし、これは全てのことでは無くて、例えばカフェや喫茶店など、背の高いグラスや食器(パフェなど)で提供する場合、カウンターは少し低い位置にあったほうが食べやすいですよね。
こういったことを考えてカウンターの高さを決めていくと快適な食事をしてもらえるようになりますが・・・・
ちょっと注意してほしいことがもう一つあります。
それは
まずは椅子を決めましょう
って事ですね。
カウンターの話ばかりになってしまって、椅子の話が後回しになってしまいましたが、椅子の話もとても大切なので関連記事としてについても書いていますので、そちらも合わせて読んで参考にしてみてください。
飲食店カウンターの作り方 カウンターと椅子の高さ関係について | 福岡飲食店内装センター (tenpo-naisou.jp)
それでは今日のカウンターのお話はここまでとしますね。
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