博多中華そば まるげん様より厨房の暑さ対策によるラーメン店リフォームのご依頼を頂きました

予算別施工事例

そろそろ暑い季節にがやってきます。
飲食店、特にラーメン屋さんの厨房は灼熱状態ですよね。

今日は、福岡でも行列ができる超人気ラーメン店のオーナー様より、ラーメン店厨房の暑さ対策について相談がありましたので事例として共有させて頂きます。

厨房の暑さに困っているオーナーさんは今回の事例を是非参考にしてみてください。

 

暑さでスタッフがやめてしまう事態

お店の厨房で働くスタッフが、厨房の暑さのせいで長続きしないって言うことが一番の悩みだそうです。

これはオーナーから聞かされた事で、世の中知らないことばかりだなって思わせられた悩みです。

スタッフさんの為に、この暑さをなんとかしてあげたいって言う想いがずっとあったんでしょうね。

実際に現場に伺ってみると、朝の仕込みの最中でしたが、寸胴がいくつもあって強火で焚かれているんですよね。私も近くに行きましたが厨房の中は相当な暑さを感じました。

厨房だけが暑い原因とは?

博多中華そばまるげんさんはカウンターがメインでテーブルは数席のお店なのですが、ホールにはツインの天カセエアコンが設置されているおかげで、ホールの空調はバッチリなのです。

このエアコンの冷気が少しでも厨房に入っていけば涼しくなるはずなのですが・・・・一向に冷気が厨房に入ってこないのです。

その原因は、垂れ壁の存在が一つ考えられます。

この垂れ壁があるせいで、エアコンの冷気が下へ落ちてしまい、なかなか厨房の中にまで冷気が入ってこないのです。

それと、オーナーさんが言うのはダクトの吸い込みのせいでエアカーテンみたいな感じになっているのも一つ考えられるとも言っていました。

吸気量と排気量の不釣り合いも

それともう一つ原因として考えられる事は、吸気が十分に取れていない事もありますね。

これは結構見落としてしまう内装やさんは多いのですが、排気のことばかり考えてしまって吸気を十分に取らない。

十分に取らないどころか、吸気すら無い店も多々ありますので、なんか自分の店は吸い込みが甘いなとかエアコンの効きが悪いなって思ったら、この吸気を疑ってみるのも有りですよ。

厨房がロウリュウ状態

厨房の中には壁掛け扇風機が二台設置されていましたが、この扇風機の取り付ける場所が悪いのでは無いでしょうかとお伝えしました。

つまり

熱のこもっている厨房の暑い空気を扇風機の風でより暑さを加速させている状態なのです。

軽いサウナのロウリュウ状態ですね。

扇風機を回しても暑いだけだから使っていないと・・・・

なので、その原因をお伝えして次の提案をさせていただきました。

提案したこと

まずは、空調服を着てみてはどうか?

ってこと

です。

職人さんたちは、そろそろ空調服を着て作業する季節になりますから、わたした建築の世界では今や空調服は当たり前の用に利用する時代です。

暑いのは現場の人間も厨房で働くひとも同じですから、空調服を着てラーメン作るのも全然アリですよね。

あとは

ホールの冷気をどうやって厨房に誘導するかの方法です。

それは

垂れ壁を開口してそこに扇風機を置く事です。

つまり

こういう事。

 

 

 

この棚の上に扇風機を置くのです。

エアコンの吹き出し口近くの壁に穴を空けて、そこからエアコンの冷気を流すんですね。

これで外の冷たい空気が厨房の中に入ってくるって寸法です。

やってみないとどこまで涼しく感じられるかはわかりませんが、この提案を快く受け入れていただきましたので、今回の工事に至りました。

扇風機を設置していない状態でも、すこし冷気が入ってきているので涼しく感じるとも言ってもらったので良かったです!!

まとめ

もし、開業の準備の為の内装工事を行うのであれば、厨房にもエアコンを設置しても良いかも。

それと、居抜きなどで今回と同じ様な環境のお店は、なぜ厨房に冷気が来ないのかを考えてその対策をしてみてください。

 

 

 

 

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